鹿児島語学教育施設見学会
※SELHi指定校とは・・・
スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールの略称。文部科学省が推進する取り組み。英語教育の先進事例となるような学校づくりを推進するため、英語教育を重点的に行う高等学校等を指定し、英語教育を重視したカリキュラムの開発、大学や中学校等との効果的な連携方策等についての実践研究実施を委嘱する。平成14年から現在までに、国内の国・公・私立の高等学校169校が指定されている。

実施日 平成19年11月16日(金)〜17日(土)
訪問先
鹿児島純心女子高等学校  www.k-junshin.ac.jp
上川イングリッシュースクール  kamikawajapan.com
鹿児島韓国語スクール  www.geocities.jp/stepupkorean/
〈SELHi指定校〉 鹿児島純心女子高等学校
 キリスト教による全人教育を建学の精神として、開校70余年の歴史をもつ鹿児島の名門、鹿児島純心女子高等学校。平成17年に、選抜英語コースがSELHi指定校となりました。
 研究テーマとして「ライティング」「異文化理解」「情操教育を通しての国際理解」「表現力向上のための多読」という4つの大きな柱を掲げておられます。特にプレゼンテーション力を高めるための英作文指導の研究に力を注いでおり、「誰かに何かを伝えるために、分かりやすく論理的で説得力のある英語を書くこと」を念頭においた研究に取り組んでおられるとのこと。高校1年では、姉妹校である純心女子大学の出張講座を受講、2年では、大学の「異文化理解講座 I」を大学生と同じ教室で受講(同大学進学後単位認定)、さらに3年では、生徒全員がニュージーランドに15日間ホームステイ、異文化交流を行い、大きな成果を得られたそうです。ステイ当初はうまくできなかったプレゼンテーションが、デモンストレーションを繰り返すうちに、どんどん上手になり、現地の学生たちとすっかり打ち解けて、楽しそうに交流する様子をビデオテープで見せてくださいました。効果測定の手段としては、GTEC for STUDENTSのライティング部門、IT学習ソフト「CRITERION」、「Eva Test Analysis」などを活用されており、SELHi指定2年目で受験したGTECでは、全生徒さんのライティング力が大きく伸びる結果が得られたとのことでした。
 見学会当日は、3年生の「JAPANESE ARCHERY」をテーマとした授業を拝見しました。
 日本の伝統的武芸である「弓道」の型(足踏み、胴造り、弓構えなど)について、2名の生徒さんが英語で説明・実演し、クラスメートが実際にやってみて、最後に単語カードを使って復習をする、という流れでした。プレゼンテーション終了後、日本人と外国人の先生が、発音や顔の表情、時間の使い方、説明内容に対してアドバイスします。パワーポイントを駆使しての生徒主導による授業を拝見し、英語教育の先進校として、確実な力をつけておられると実感した1時間でした。
 1週間後に始まるバザーの準備で大忙しの中、授業見学にご協力くださった先生方、生徒の皆様方、ありがとうございました。
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純心高等学校 校長 長谷崎富子先生(中央)と見学会参加の先生方
上川イングリッシュスクール 「理念:Smile, Challenge, and Be Thankful」
上川写真8 1975年4月の開校当時、生徒さんはわずか3名だったそうです。現在、広告宣伝を全く行っていないにもかかわらず、生徒さんは300名、そのほとんどが口コミと開校当初の生徒さんのご家族、さらに、入学を待っておられる方もいらっしゃるそうです。市内でタクシーに乗車して、校名を告げただけで、すーっと運んでくださる地元の有名校、上川イングリッシュスクールにお邪魔いたしました。
上川写真1 見学させていただいた授業は、学院長クラス「K's1」。
 学院長クラスは大変人気があり、今秋よりクラス II (幼稚園から小学4年生) が増設されました。クラス I は小学校2年生〜中学1年生の生徒さんたちが、フォニックス、世界の国旗、果物や野菜の模型を使って、発音練習や自分の意見を発表する、大変ユニークな授業でした。
[写真上右] 学院長 上川咲男先生
[写真下左] 学院長クラス「K's1」の生徒さんたちがWelcome Songとして「世界に一つだけの花」を歌ってくださいました。
 校内の壁にはスクールのモットー「Learning English is important, but good manners are more important.」や様々な写真・ポスターなどが効果的に展示され、生徒さんたちのモチベーションアップにつながるよう工夫がなされておりました。生徒さんと保護者の方々おひとりおひとりと丁寧に向き合い、世界に通用する英語力と人間力を育むため、たゆまぬ努力と研鑽を積まれている学院長 上川咲男先生と先生を支える素晴らしいスタッフの皆様に心からエールをお送りしたいと思います。
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[写真左] 世界に広がる上川イングリッシュスクールの輪!現在、オーストラリア、台湾、ノルウェー、韓国、フィンランドの小学校、高等学校と姉妹校です。
[写真右] 上川豪先生による「Jr. B」の授業風景。この日のレッスンは「to不定詞」を使っての作文練習でした。みんな元気いっぱい!
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[写真左] この夏よりスクールの秘密兵器(!?)としてスタッフの一員となったミルクと茨城から参加されたヘレナ英会話スクール 松本豊校長先生。
[写真右] 最後に全員で「TOMORROW(♪涙の数だけ強くなれるよ…♪)」を大合唱。
鹿児島韓国語スクール
鹿児島韓国語スクール写真1 入佐先生は上川先生が33年前にスクールを開校されたときの最初の生徒さん(3名の生徒さんのうちの1人)で、当時中学1年生でした。2年前には民間外交官とも呼ばれる通訳案内業の検定試験を韓国語で受検、9倍の難関を突破されて鹿児島初の合格という快挙を成し遂げられました。韓国語スクールを開校されて5年、スクール以外に、鹿児島大学、志学館大学などで講師を勤め、韓国語の普及に尽力されております。見学させていただいた授業は社会人の中級クラスでした。
 50分授業は、生徒さんたちが1週間の出来事を語り合うことから始まります。この日はちょうど、韓流スターのペ・ヨンジュンさんがロケ中に怪我をした、というニュースが流れた直後でしたので、話題はそのことに集中していたようです。生徒さんの気持ちを集中させる様、よいタイミングで生徒さんに話す機会を与えながら、ポイントポイントで適度に日本語を交えて解説を加え、メリハリのある効果的な授業でした。
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[写真上右] 代表 入佐信宏先生
[写真下左] 入佐信宏先生のご著書、「よくわかる韓国語シリーズ(白帝社刊)」
[写真下右] スタートして3年という中級レベルのクラスの生徒さんたち。日常会話は、ほとんど困らないそうです。
ちょっぴり観光編
番外編3番外編1
[写真左] 小さいながらとっても甘くて美味しい蜜柑です!(島津19代光久別邸 仙厳園にて)
[写真右] 世界でもめずらしい海辺での砂蒸し(指宿にて) *砂に埋もれているのは…?
番外編2
鹿児島一のパノラマ、桜島と市内を一望できます!(長島美術館にて)
★ 見学会を終えて ★
 活火山とともに生きる町、鹿児島。鹿児島といいますと、薩摩の偉人たちの猛々しいイメージが浮かびますが、厳しい自然と共存しつつ育まれた風土と文化に、人々の優しさ、心の豊かさを体感することができました。
 ご当地検定資格をおもちの上川先生の完璧なガイドにより、参加された皆様は、かなりの鹿児島通になられたようです。「同じ業界のいわば競合する間柄でありながら、こんなに打ち解けて話すことができる会があるなんて。参加してよかったです。」とのご感想をいただきました。ご参加くださった皆様と、上川咲男先生、入佐信宏先生のご尽力に心より感謝して、御礼申し上げます。藤
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