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●「文法の日」とは・・・
 帯広の加盟校ジョイ・イングリッシュ・アカデミーの浦島先生の呼びかけでスタートした「文法を学ぶ日」です。[続きを読む→]
 

 ジョイ・イングリッシュ・アカデミー
★ 阿部一 先生「文法の日」セミナー
 今や全国で展開されている「文法の日」。発祥の地・ジョイでは、阿部一先生をゲストにお迎えしました。阿部先生が「文法の日」に登場するのは今回が5度目。「大谷選手が二刀流なら阿部先生は九刀流」と浦島学院長が紹介し、まさにミスター英文法と呼ぶにふさわしいゲストということで参加者の期待も高まります。また、ここ最近では珍しくハンドアウトが配布されなかったため、参加者たちは常に阿部先生に目を向けることに。そのせいか、参加者たちの集中力がひしひしと会場に立ち込めていました。

■日 時2019年5月19日(日)14:30〜18:00
■会 場ジョイ・イングリッシュ・アカデミー A館[帯広市西17条南5丁目11-14]
■講 師阿部一 先生
(英語総合研究所所長、元獨協大学外国語学部教授、元NHKラジオ「基礎英語3」講師)
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【初級】[14:30〜16:00]
身体で覚える「表現するための基本文法」
【対 象】ステップ1・2、英検4級〜3級程度、中学校の英文法レベル

joy_03.png 「学校文法というのは、理解する側も大変だし、教える側も指導が難しいんですよね」。そんな阿部先生の言葉で幕を上げた初級向けセミナー。この言葉に、うなづく参加者も。阿部先生によると、今の指導要領は音声重視。英語は音が大事なのに対し、日本語は文字言語。素直で覚えやすい言語であるため、特徴さえつかめればある程度は話せるようになるのだそうです。そのぶん書くのが難しく、日本語は話せても書ける人はなかなかいないのだとか。英語と真逆なのが納得できました。"学生時代にやったことを忘れてしまった"。"読んだり書いたりはできるけれど話すのに慣れていない"。ジョイの社会人コースを訪れる新入生からよく聞かれることです。そこで救世主・阿部先生の定番、「文法をペットとして飼い育てるように付き合っていきましょう」。文法のおかげで言いたいことがスムーズに、ラクに言えるようになるのです。知識をつけるだけでなく、口から出るようにしなければ。そのためにはどうしたらいいのか、ということで詳しい解説へと進みます。

1 冠詞を考える

 阿部先生はいきなり、おそらく参加者のほとんどが認識していた a/an の使い分けの法則を壊すところから始めました。ミスター英文法、初級から痛烈なライナーで出塁です。すぐに実践編へと移り、a watermelon と watermelon との違いを具体例を挙げて解説。また、不可算名詞の場合の冠詞についても解説は及び、参加者の頭の中でイメージが出来上がっていきます。

2 前置詞を考える

 基本の3つ、on/in/at について「東京で会う」ことを表現する際のそれぞれの違いを、阿部先生が具体的に日本語で説明。また、本来は前置詞である to を、”a key to the door” を例に、身体を使いアクションを伴って意識してみます。to の持つイメージを参加者は掴めたでしょうか。

3 動詞を考える

hce_02.jpg これぞ文法。knock the door/knock on the door の違いに驚いた参加者たちから笑いがこぼれました。続いて chew on the pencil/chew the pencil、eat on the leaf/eat the leaf でも笑いが。ここで参加者たちは文法の力や大切さをはっきりと理解したことでしょう。「ちゃんと説明するために、言葉ってうまくできてるでしょう」と微笑む阿部先生の傍に、文法という名のペットが尻尾を振る姿が見えた気がしました。
 また、未来的な表現をするのが to不定詞であり、いくらでも繋げられて便利なものとした上で阿部先生は、中学生の書いた文章を見せてくれました。言いたいことが完璧に伝わる、素晴らしい英文でした。さらにこの to不定詞とは商品のパッケージ等にもよく書かれていると阿部先生は言い、実例をいくつか挙げます。「何かをする動作と自分が向かい合っているわけです」。参加者たちが使う to不定詞は今後きっと輝いてくることでしょう。

 初級の締めとして、「文法って決して難しくはないんです。大事なのは、声を出して言うことです。さらにいいのは動作、身体と連動させて声を出すこと。口が慣れていき、音にも慣れてきます」と阿部先生。最後に、スポンサー提供の文法学習書を懸けた阿部先生とのじゃんけん大会が行われ、初級は閉幕しました。

【中級】[16:30〜18:00]
「ひとりごと学習」でモノにする音声表現文法とは?
【対 象】ステップ2〜4、英検準2級〜2級程度、高校1年生の英文法レベル

 英語を話す相手がいない学習者にとって、ひとりごと学習は効果があるのでしょうか。なんと阿部先生、6年越しで研究したそうです。結論。効果は、あります! 持っている知識(grammar)をどう生かしていくか。これが grammaring=文法力なのです。そんなふうに、初級から引き続き受講する参加者が四分の一を占める中級講座は始まりました。

1 指示詞を考える

 ここでは that に注目です。”What is that?” への答え方として、従来の学習では that+is ですが、音声表現文法としては that’s。外国語として英語を学ぶ他の国々に日本が負けているのはここです、と阿部先生。加えて、距離と範囲を基準に thisthat を解説し、それらが表現できる事柄の可能性も述べました。文法といいつつも型にはめず、自分の気持ちで使いこなすことこそが grammaring なのです。

2 ing形を考える

 She runs everyday./She is running. との違いを例に、ing が使えない動詞や ing がつくことで名詞になるものを紹介。build(動詞)と building(建物)は中級レベルの学習者ならすでに使っている単語でしょうが、ふと立ち止まって着目してみるのが、阿部先生ならではの文法の日と言えるでしょう。

3 完了形を考える

 ここで阿部先生が吠えます。「用法を分けるのは意味がない! 日本人は自制に弱いけれど、英語では重要なんです」。参加者たちはドキッとしたことでしょう。have のある場合と、have のないただの過去形の場合とでイメージがどう変わるのか、解説に深く耳を傾けます。そこにドラマが生まれる have。なるほど、と聞き入る参加者たちでしたが…「“あぁそうですか” じゃなく、自分で言えるようにならなきゃダメですよ」と笑いながら阿部先生。そうです。ペットを飼い、愛で育てるのはみなさん自身なのです!

4 関係詞を考える

joy_01.png さすが阿部先生、学習者のツボを突いてきます。これも中級レベルがぶつかる壁のひとつなのは間違いありません。そんな参加者たちに阿部先生は、「who/which/that。これらは無理して使う必要はないですよ。例えば、I met a beautiful girl.(She is beautiful:話し手の感覚) と She was working on a computer.(She is a computer teacher:事実そのもの)というような2つの文章で書くことにまずは慣れること。そのままでは幼さがあるので、2つの文章を “I met a beautiful girl who was working on a computer.” と関係詞で繋いでみると、表現に期待感を持たせることができる」と説明。続いて述べた、書く場合によく使われるこうした関係詞を口に出すときの注意点には、参加者たちは盛んにメモを取っていました。

 中級の最後に阿部先生は、まずはストーリーや情景描写を会話形で、かつ指示詞を用いて書いてみることを勧めました。文法書でよく言われる大切なこと、”Be a fool. Be creative.” を挙げつつ、 「”間違えてもいいからやってみよう” はもう古いんです。”もっともっと間違えろ。そして前進”、これが現在の文法の学び方です」。さらに、書くことを習慣化させ、声に出して読む、つまり口から出すことが大切、と阿部先生。日本人は呼気力が弱いので特に重要なのだそうです。

joy_04.png 最後に、ミスター文法から心強い言葉が参加者たちに贈られました。「練習すれば誰でもできるようになるのが英語なんです。決して特殊技能ではないのです。できないのは、声を出していないから。主人公になっていないから」。今日学んだことを参考に、さっそく何か取り掛かった参加者も多いことでしょう。英語を勉強として考えているのはダメ。日常生活に英語をどれだけ密着させられるか、と阿部先生は念押ししていました。そうですね、文法はペット。勉強の対象でもテストがあるわけでもありません。毎日お世話が必要で、可愛がらなければ懐きませんからね。中級でもじゃんけん大会を行いましたが、初級・中級いずれもセミナー後は阿部先生の著書を買い求める参加者の長蛇の列が。後日、 「文法というから敷居が高いイメージがあったけれど参加してみてよかった。自分にも使えるものがあった」「阿部先生の説明は分かりやすかった」「普段なかなか文法についてじっくり考えることはないから勉強になった」などという声をいただきました。参加してくださったみなさま、阿部先生、ありがとうございます。みなさんの文法という名のペットが、すくすく元気に大きく育ちますように。


 ハイツセンター イングリッシュスクール
★ ラジオDJ タック・ハーシー氏による無料英語セミナー
■日 時2019年4月6日(土)11:00〜13:00
■会 場ハイツセンターイングリッシュスクール[北海道江別市大麻東町31-37]
■講 師Tuck Hersey
■参加者30名(定員)
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「好きなことからはじめよう」 Tuck Hersey's Groovy Watchwords
【対 象】中学生〜社会人
hce_01.png ラジオDJタック・ハーシーさんは、幼いころから洋楽が好きで、それで英語を学ぶようになり、結果として現在、英語を使って音楽の仕事をしているというご自身の経験から、「漠然と英語が話せるようになりたいというのではなく、好きなことを英語でやってみよう、目的のために英語を学んでみよう、そうすば英語はどんどん自分のなかに入ってきます」と、話されました。自分が大好きなことを外国の人とも語りたい、シェアしたい、そんな情熱が仲間を増やし、英語上達に繋がるのだと。
hce_02.png 来年2020年はオリンピックイヤー。「英語を潤滑油として、出会いや楽しいことを共有できるよう、ぜひ心を開いてみてください」と、呼びかけられました。
 また、【英語の音のつながりのルールがわかると扉が開く!】【英語は語順が大切!】【自信を持って大きな声で!】など英語に上達ための様々な秘訣を教えていただきました。
hce_03.png 当日はラジオDJブースを再現したかのようなセッティングで、参加者の方にもDJ英語にトライするコーナーなども設けられ、大変盛り上がりました。また、毎年恒例のプレゼント抽選会では、洋書やイギリス関連グッズなど15点、参加者全員に the japan times alpha が贈られました。




 アイケーブリッジ外語学院
★「かゆいところに手が届く」文法解説でお馴染みのキソカン氏「文法の日」セミナー
■日 時2019年8月3日(土) 10:30~12:30
■会 場アイケーブリッジ外語学院 
■講 師::キソカン 先生(日本語 国語教師)
■参加者15
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「日本語文法から広げる韓国語ワールド」
【対 象】ハングル検定5~3級、韓国語能力試験(TOPIK)1~3級 程度の方
 中学や高校で習う「動詞」「連体形」などの文法用語の意味を再度確認し、おさらいした日本語文法の概念を使って、韓国語にどのように応用できるかを解説。韓国語を学ぶ上で欠かせない敬語の仕組みについてもお話し、講座の最後では、文法的に間違っている文を見てどこがどのように間違っているのかを説明できるようになっていることを目指す。
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  • 日本語を学習していたからこその韓国語学習法を教えてもらい、今までとは違った目線で学習できそう。
  • 한다体や尊敬語の解説が大変ためになった。
  • 連体形の過去、現在、未来についてきちんと理解していなかったことに気付けて良かった。
  • 国語の文法の大切さを改めて感じた。


 アテネ・フランセ
★山根 祐佳 先生 フランス語「文法の日セミナー」
■日 時2019年4月6日(土) 15:30〜17:20
■会 場アテネ・フランセ
■講 師山根祐佳 先生(アテネ・フランセ フランス語講師、言語学博士(フランス語統辞論))
■参加者165
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「動詞の意味とアスペクト」
【対 象】フランス語全レべル

 フランス語を使いこなせるようになるために必要なことはたくさんありますが、中でも動詞の使い方をマスターすることはとて も大切なことです。活用形を覚え、各時制や法を使いわける…。しかしそれだけでは、充分とは言えません。
 例えば「私は7時間寝た」は J’ai dormi 7 heures. ですが、「私は11時に寝た」を J’ai dormi à 11 heures. と言うのは不自然です。なぜなのでしょうか。また「私はよく眠れない」は Je dors mal.です。dormir には「寝る」と「眠る」、両方の意味があるのでしょうか。このような疑問を解決するのに役立つ概念が 「aspect アスペクト(相)」です。アスペクトとは、動詞の表す事行(行為、出来事、状態)がその進行のどのような局面(段階) にあるのかを問題にします。
 アスペクトはフランス語特有の概念ではなく、それぞれの言語がアスペクトを表すさまざまな方法を備えています。日本語には「しつづける」という表現があります。例えば「働く+しつづける= 働きつづける」のように、この表現を動詞の後ろに足すことに よって、その動詞の表す行為が「継続中」であることを表します。 すなわち「しつづける」という表現は「継続」というアスペクトを 表す表現と考える事ができます。
 このようなアスペクトがフランス語でどのように表現されるのかを知り、この考え方から動詞の意味を捉え直すことにより、 depuis/il y a の使い分けや半過去と複合過去の使い分けなどの理解も深まります。さまざまな例を題材に、フランス語のアスペクトに ついて考えてみました。

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  • 文法として学習する機会のほとんどないフランス語のアスペクトの概念について理解が深まった。

★田母神 理 氏 英語「文法の日セミナー」
■日 時2019年4月6日(土) 13:00〜14:50
■会 場アテネ・フランセ
■講 師田母神 理 先生(アテネ・フランセ 英語科講師)
■参加者39
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「道具としての英文法」
【対 象】英語学習者全般
 英文法を使いこなすことで、英語での会話が続くようにするにはどうしたらいいかについて、実例を見ながら学びました。また、難しい「名詞」「冠詞」についても概観しました。
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  • やはり文法が大事だということ、そしてそれをしっかりと身に付けることの重要性を再認識しました。頭でわかるだけでなく、しっかりと一つ一つ確実に覚えることをこれから続けていきたいを考えるようになりました。

 渋谷外語学院・日伊学院/欧日協会ドイツ語ゼミナール
★イタリア語編「文法の日セミナー」
■日 時4月29日(月・祝)10:00〜13:00、14:00〜17:00
■会 場渋谷外語学院・日伊学院 学内教室
■講 師Faliero Salis 先生
■参加者:午前30名、午後30
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「再帰動詞」、「関係代名詞」
【対 象】初級〜

【再帰動詞】日本語にはない動詞で、常に再帰代名詞と動詞の人称変化を一致させるため、理解しにくい表現のひとつ。alzarsi(起きる)やlavarsi (洗う)など基本的な表現が多くあり、正しく理解できるよう詳しく解説。
【関係代名詞】 よく使われる “che” の他、前置詞とセットで用いる “cui” や定冠詞と組み合わせて使う “quale” など、理解してはいるけれど、いざ自分で使おうと思うと出てこない、自信がない、という関係代名詞について説明・解説。


★ドイツ語編「文法の日セミナー」
■日 時4月29日(月・祝)10:00〜12:00、13:00〜16:15(休憩15分含)
■会 場欧日協会ドイツ語ゼミナール 学内教室
■講 師Georg Eberhard 先生
■参加者:午前19名、午後20
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「前置詞−前置詞の意味や基本的な使い方について」
「前置詞−様々な語句と前置詞について」
【対 象】B1〜(A2は応相談)

 色々な使われ方があり、格変化も連動するなど、簡単なようで曖昧にしか覚えられていないという方が少なくない前置詞を取り上げ、前置詞の使い方別にわかりやすく説明・解説。


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